「貴女の絵に刺激された」は殺し文句


日本画の友だちTさんとの電話で、昨日見たグループ展で腕組王女が感じたことを言った。

最近ちっとも面白い絵に出合わないと彼女に話したら、半月前の船堀アートフェスタの私の作品を見て、「自分も大きい絵を描こうと思った。貴女の絵からすごく刺激を受けたわよ。」と言われた。

ほんと、大作は面白い。今、腕組王女はますます、抽象表現に惹かれてる。自分でも人の作品でいいと思えるのは抽象画だ。

自分では出来上がってしまった作品は過去形だから興味が薄れていく。

でもそれを始めて見る人はそこから何がしかのインフルエンスを受ける。

作家が「この作品はチョット・・・・」と思ったところで、見る人が「あー、この絵をあの人の病室に飾って余命半年の時間を少しでも元気づけ励ましたい。」と思えば、その作品はベッドに臥せっている病人にとって生きる喜びにだって繋がるのだ。

それが 「Power of Art」 だ。

友だちのTさんと「世界平和に貢献していると思わない? 絵を見て、これから戦争を起こそうとか人を殺しに行こうとか思わないでしょう?」

お互いを褒めあって気分良く電話を切った。

絵を見てくれる人の顔を考えずに今描きたいものをなんとかして表現していくってことが大事だ。

その絵が倉庫に山のようになって、置き場に困り、つぎつぎ制作費用が必要であってもそんなことどうでもいい。

製作中の境地はそういうものに換算できない。出来上がったら発表していく。そして次に進む。

そうやって描けなくなるまでいやいやルカキ先生がおっしゃったようにDesireが無くなる時まで意欲がなくなるまでは描くのだ。


フリーランスの絵描きの良さだ。 自由は良い事だ。 自分の心の垣根をいつでもとっぱらって(気付くとまた垣根は出来ているのだが)心を自由にすることが大事だ。

今日の腕組王女の気分が前向きなのはTさんの殺し文句「貴女の作品から刺激を受けた!」の一言だ。

王女はこうしてTさんにも(もちろん出合った多くの人たちからも)助けられて絵が続けられるのは事実だ。

自分ひとりの力で生きているのではないと60歳を過ぎるとしみじみ思える。

若い時は何様のつもりで駆け出していた。

若くてばかでやたら元気で、それはそれでかわいいけどね。

いつでも今が一番いい気分・・・・でやっていきたい。





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック