刺激が欲しい

友達宅に作品を持って行ってお見せした。


友達は年寄りだから、近所でも腕組城のアトリエまで来られない。

先ほど、彼女の今年の出品作を見せてもらって、「本当のところを言って欲しい。」と言われたから、言った。

普通は決して人の作品のことは言わないものだが。

言いたいことはヒマラヤ山ほどあったがこらえて、オブラートに包んで何箇所かを指摘した。

本当のところを言って欲しいが、指摘されると楽しくはない!よね。

だから、王女の最新作を車で運んで見せたのだ。

それは今、筆が止まっていてこれ以上 らちの開かない作品だから、「私の方もこの程度で筆が止まっているの。 Sさんと状況は同じだよ。」と言いたかったから。

でもSさんは久しぶりの腕組み王女の作品を見ると、言葉がほとばしって「すごいんじゃない?」

「どうしてこんな風に描けるの? どこからこの発想は来るの?」、「キャンバスはどーなっているの?」と矢継ぎ早の質問だ。

彼女は年上だから決して腕組み王女の作品をけなすことはない。

ちょっと良くないと思ったにしても、そんなことは絶対言わない。

だから彼女の言葉を鵜呑みにできないし、王女の今の制作状況が好転するわけでもないのだが、Sさんは王女の作品を見たことで精神が高揚したことは確かだ。

決定的に言えることは「人の作品を見ない!」ことだ。もっといいものを見るといいのだが。

Sさんの数少ないまわりの知っている絵を描く人たちの作品を彼女は全く評価してない。

いい意味での絵による刺激が少ないのだ。

自分の作品だけに向き合っていると、訳がわかんなくなっちゃうものネ。

誰でもそうだね、井の中の蛙ってこと。


別れるときは気分がリフレッシュされたようで「絵の話がたくさんできて、すごく楽しかった。」と何度も言っていた。

彼女はいい絵を描きたい気持ちは若い頃と同じでも、根気が続かない、疲れやすい、長時間立って大作が描けない、アトリエが狭くて遠くから自分の絵が見えないと悪条件の制作だから大変だ。

でも大きな絵画団体展に出していたいのだね。( 王女にはその気持ちはわからないが。)

本当の戦いは、出品を続けることではなく「今度こそ、ちょっとは描きたい絵になってきたぞ。」 と一歩でも二歩でも先に進めること じゃあないのかな?

90歳を過ぎた先輩に若輩者の王女が言うべきではないけど、最低限の基本から教えたい・・・









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