職人の技術はどこへ?

市内の額縁屋へ久しぶりで行った。

ここでは今まではかなり無理を言って希望を通してもらっていた。

今持っている額縁(これは祐天寺の水彩、版画額専門のもので、しかし数ヶ月前に廃業してしまった)を持参して、同じようなものを作ってもらうつもりだった。

単純な木で出来た普通の80x90cmサイズの水彩額でいいのだ。

でもカタログで探してくれたが無い! サイズが大きすぎるようなのだ。

その上、日本では枠にする木が無いんだそうだ。

じゃあ、アルミ製でいいわ、他の作品と揃わなくなっちゃうが。

カタログ見本に載っている額の写真はセットで、それも注文が来たらアジア(カンボジァ? とか)で作って日本に送られてくるんだって。

それで今や配送料がバカ高くなってそれが上乗せされて払うのだ。

自作品には、こんな額縁でこんなマットの縁をつけて・・・・と注文してもだんだん難しくなる、すでに。

額縁職人の技術、腕と目も外国の安いものに取って代わられるから、どんどん安いもの、安いものと移っていく。

アートに携わる者としてはちょっとした色や材質、形などに強いこだわりがある。

それが安物の額縁に合わせて作品を作るなんて時代になるんだろう。

お金に糸目をつけない大家ならば気に入った額縁も手には入るだろうが。

額縁屋のご主人が嘘か誠か「日展だって平均出品者の年齢が70歳台だっていうのだから、あと十年したら出品者だっていなくなるんじゃ無いの。」って寂しいことをいう。

大げさに言うとアートは世界を救う、世界を平和にするのは芸術やと思ってやってきたけど、自力でお金のかかるこの芸術活動はそうは続かない。

し、続けられない。少年老いやすく学成り難し、だ。

世の中がそんな悠長な時代では無くなった。

早く、安く、便利に効率良く!

ブログ書いている時間はもったいない。また次回。






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