古河裸婦デッサン研究会総会兼宴会

年に一度のデッサン会の総会だ。

会長が交代して腕組王女が名ばかりの会長になった。

やたらビールを飲んで隣に座った山歩きのOさんと、最初は絵の話し、色彩の出し方など真面目な話で面白かった。

そのうち、Oさんは退職者だが現役時代は船乗りだったというので、以前から知りたかった「港みなとに女あり?」と聞いたら、「そんなの当たり前じゃん。」と。

そこからの話が面白く、イヤー勉強になった。今さら男の実態がわかって勉強しても始まらないが。

むかいの席に座ったO君は43歳で独身の男子で、隣りの席のSさんが「誰か結婚相手を紹介してあげてくれない?」という。

思わず王女は命令口調で言ってしまった。

「誰でもいいからなるべく若くて健康そうな女の人を見つけ、騙してでも結婚に持ち込みなさい。

色が黒かろうが肌がザラザラだろうが、出っ歯であろうが、頭が悪かろうがそんなこと無視して結婚しなさい。

例えばよ、例えばOクンが今不倫関係の恋人がいても、のっぴきならないどろどろの問題を抱えていても、実は女じゃなくて男が好きでも、そんなことどうでもいいのよ。

好きな女じゃなくても構わないからとりあえず結婚して我慢して子供が出来るまではセックスして、子を産みなさい。

子供が出来たらこっちのもんだから、家庭を支えるだけのお金を稼いで奥さんに渡して、セックスについては、ごまかしながら奥さんに逃げられない程度に家庭を維持して、年を取りなさい。

自分が年寄りになって身体が不自由になっても、子供がいてその子が大きくなってまた孫でも出来て御覧なさい、年を取るのも悪いものじゃないなと思えるから。

自分の不運を泣かずに死ねるよ、とわかったようなことを言って諭した。

今の王女はそういう考えなのだ。若い頃は「真に好きな相手と結婚するべき。好きな人とならどんな苦難も乗り越えられる。お見合いなんて計算高くてよくない!」っと豪語していたのだけれど。

人は変わるものだね。

楽しい宴会だった。






"古河裸婦デッサン研究会総会兼宴会" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント