不忍池のほとりにて美青年に会う

新型インフルエンザの最中サンフランシスコから友だちが2週間ほど日本に一時帰国した。

ので、知り合いのグループ展を銀座1丁目に一緒に見に行った。

ランチを一緒に食べた。

女同士だから話が止まらない。

次に上野の池之端の眼鏡屋に一緒に行ってもらって、腕組王女の新しいめがねのかけ具合を調整してもらうのに付き合ってもらった。

夕方そぞろ不忍池の周りを歩いて上野駅から一番遠い側の池のベンチに座って、インフルエンザ用のマスクをかけていながら2人でしゃべりまくった。

? タバコの煙がどんどん流れてくる。

隣りのベンチの若い人が一人でひっきりなしにタバコを吸っている。

友だちが「煙が来るわ。チェーンスモーカーね。」と声をかけると「どうもすいません。」と悪びれた風でもなく謝った。

友だちが「今、たばこはいくらぐらいするの?」とたずねたら「ニューヨークで1000円くらい、ロンドンで1300円くらい、日本では300円です。」と応えた。

その答え方に(チョット面白い話でもしませんか?)のニュアンスがあった。

この平日の午後に池を眺めてぼんやりタバコを吸っている青年は仕事にあぶれたかで所在無さげだ。

それからその26歳の美しい青年とアメリカ在住の友だちとニューヨークで娘が仕事している絵描きの腕組み王女の3人の縦横無尽の話題が盛り上がっていった。

王女は「タバコも吸いたいだけ吸ったらいい。何でもやれること、やりたいことはやってみたらいいのよ。貴方もすぐおじいさんになってしまうのだから。」

友だちは「でも、シリコンバレーも不景気でレイオフの風が吹いているが、タバコを吸う人はマイナーだよ。」

彼はシリコンバレーとかスタンフォード大学の名前に敏感に反応した。

青山学院大学を中退したこと、母一人子一人で生きてきたこと、その母が最近再婚して自分の人生が大きく自由になったことなどを小さな声で話す。

彼は映画の企画をする人で、すかさずそれを聞いた王女が「それでは、今は仕事がなくて大変でしょう?」と言うと自分の名前でそこそこの仕事にはなっているという。

「貴方が映画の企画をするより自分で映画に出てしまったほうが早いんじゃないの?」

不忍池のほとりで1時間以上どうでもいいような、世界中をめぐってきた話に花が咲いた。

そんなに急がしそうでもないきれいなお顔の感じのよい青年に充分な仕事があるようにも見えなかったが異色の組み合わせの3人は、ワインや酒無しでも充分それなりに楽しんでいっぱい話して別れた。

友人と2人での4年ぶりの会話もなんだか中途になってしまって、改めて数日中に腕組城を訪問くださることで本日はお開き。

「?」な日になってしまった。


今日見た展覧会だけど、なんだか見たこともないような絵に出合いたいと強く思った。

自分の作品も含めて、最近面白い作品に出会わないなー。



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